シーズン総括

まず、2021年シーズンのチーム成績と個人タイトルです。



今シーズンも、残念ながらリーグ7位で終了しました。順位は去年と変わりませんが…。

勝率は悪くなっちゃいましたね。.374から.347に。

新規参入4球団中、新潟を除くうち、東海、琉球の3球団は昨季より勝率を落としてしまってます。他球団をディスるわけじゃありませんが、東海・琉球は勝率2割台です。

なんとか4割台に乗せてほしかったんですけど……。やっぱり課題は防御率4.38の投手陣なんでしょうか?

まあ、決してよい数字とは言えませんが……チーム打率.220にチーム本塁打72本というのも問題でしょうね。
投手陣に関していえば、リリーフ陣の防御率3.40に比べて、先発陣の5.20が足を引っ張った格好です。特に先発の柱・イノーア投手ですが、シーズン中盤以降、立ち上がりに打ち込まれるケースが目立つようになりましたね。

移籍の高橋奎二投手はそこそこ頑張ってくれたし、岩隈投手もシーズン最終盤に昇格して好投した試合がありましたよね。でも、安樂智大投手は二軍落ちしちゃったし、即戦力とされていたドラ1の秋山智史投手が1勝もできなかったのは残念でした。

その二軍ですが、なんとウエスタン・リーグで優勝してしまいました。

19歳で4番に座った橋本史隆選手が大活躍しましたよね。二軍とはいえ44本塁打・116打点ってビックリですよ。ガルシア選手は.358で首位打者だし、福田選手も3割・30本だし。

そう。確かに打線の頑張りが目立つんですが、ウエスタン・リーグ全体で見ると、意外なことに投手陣を中心とする守備面の数値のほうが優秀なんですよ。チーム防御率は4.21で第1位。守備率も与四死球の少なさもリーグ1位です。

4.21で防御率1位って、かなりの打高投低ですよね。それに2桁勝利を挙げた投手もいないし。築山敏郎投手の9勝が最多でしたっけ。

ええ。そこに、長井良太投手8勝、秋山智史投手7勝と続きます。ちなみに二軍のクローザー・沖田将之投手ですが、来季は二刀流を封印して抑え一本で臨むそうです。
来季への展望

課題の一軍投手陣は、FAで補強しましたね。広島から野村祐輔投手、ロッテから二木康太投手。それにドラフトで獲得した大沢俊彦投手も加わるし。




イノーア、高橋奎二、安樂、野村、二木、秋山、大沢とくれば、先発陣はかなり充実した顔ぶれになりますよ。一方の野手も、期待の持てる成長株が揃っています。

前川将大選手を筆頭に、斎藤涼真選手、それから橋本選手や福田選手ですね。今季、前川選手は盗塁王で、打率も3割超えてるから、新人王に選ばれてもよい成績だったのに……。

楽天の田村選手がルーキーで首位打者という異次元の活躍で、新人王を獲得しちゃいましたからね。しかも、チームは優勝だし。

パイレーツも外野はかなり強化が進んだんじゃないですか。レフト・橋本選手、センター・前川選手、ライト・斎藤選手で。外野に比べて内野がちょっと……って、感じるんですけど。

内野、特にセンターラインを強化すべく、ドラフトでは佐々木健太選手を1位指名しました。セカンドとショート、どちらも守れる俊足のプレーヤです。


ファーストはガルシア選手で決まりでしょうね。ピメンテル選手はDHで。

そうなると打順は、1番・前川、2番・斎藤、3番・ガルシア、4番・橋本、5番・ピメンテルと続く、そこそこ強力な上位打線になるのではないでしょうか。それぞれの選手が持てる力を発揮してくれれば。
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