対英蘭開戦

太平洋戦記

1941年6月22日、バルバロッサ作戦発動。ドイツがソ連に攻め込みました。
これに呼応して、アジアで決起します。

1941年6月第8ターン その1
  • 対英戦勃発
  • 日タイ同盟締結
  • 対蘭印戦勃発
  • 対濠戦勃発

外交フェーズでまず対英宣戦し、次にタイとの同盟締結交渉に臨まなければなりません。
これを逆にすると、駐日タイ大使が「本国からの指示がないので……」などとのたまって、延々とお茶を濁されることになるみたいです。

ちなみに史実では次のような事情があったとか。

ところがタイは独立国であり、どこの植民地でもなかった。いきなり日本軍が自国領に上陸したので、当然、反撃した。こうならないために日本では開戦日時直前にタイと軍事同盟を結ぼうとしていたが、タイのピプン首相はそれを嫌って雲隠れした。事態の進展とともにようやく姿を現したピプン首相は、日本の要求に従い、やむなく「日本軍のタイ国内通過を認める」ことだけを承認したのである。

『太平洋戦争・主要戦闘事典』より
1941年6月第8ターン その2
  • 第1次ペナン爆撃戦
    日本軍攻撃隊 戦闘機 57機 爆撃機 38機
    撃墜 戦闘機 2機 爆撃機 1機
    戦果:兵員1 飛行場70低下 爆撃機28
  • 第1次コタバル攻略戦
    戦果:陣地240低下 兵員1 後方2
    日本軍参加兵力 兵員 243 火砲 90 車両 0 後方 450
    日本軍損害 兵員 10 火砲 7 車両 0 後方 16
    連合軍参加兵力 兵員 113 火砲 36 車両 0 後方 118
    連合軍損害 兵員 0 火砲 12 車両 0 後方 0
    コタバル占領
コタバル上陸からシンガポール攻略まで
(C)GENERAL SUPPORT

ペナンの英軍飛行場を潰して敵航空兵力を減殺した後、史実に沿ってマレー半島中部のコタバルに敵前上陸。

マレー作戦は開戦日(12月8日)に合わせて始まった。事前の打ち合わせでは日本海軍航空隊がパールハーバーを奇襲したあとに作戦開始の予定だった。マレー半島で早く攻撃を始めると、日本軍が英米への戦争を始めた合図となり、各地のアメリカ軍も即座に臨戦態勢に入るだろうから、真珠湾では奇襲の目的が達せられないと考えたからである。
ところが、実際にはマレー半島コタバル(現マレーシア国ケランタン州の州都)に上陸部隊が第一歩をしるしたのは12月8日午前1時30分。これはパールハーバー奇襲開始より1時間50分早かった。

『太平洋戦争・主要戦闘事典』より

以下、上陸作戦中の出来事。

  • 戦艦『長門』が『ソードフィッシュ艦攻』の雷撃を受けるも命中魚雷なし
  • 高速輸送船がコタバルの沿岸砲から4発の直撃弾・至近弾を食らって大破
  • 駆逐艦『文月』座礁

しかし、圧倒的な兵力差にモノを言わせてコタバル占領。

重点目標である英軍の飛行場には『ソードフィッシュ艦攻』が32機配備されていました。

1941年6月第8ターン その3
  • 第1次ブルネイ攻略戦
    日本軍参加兵力 兵員 162 火砲 60 車両 0 後方 300
    日本軍損害 兵員 8 火砲 6 車両 0 後方 13
    連合軍参加兵力 兵員 33 火砲 15 車両 0 後方 0
    連合軍損害 兵員 33 火砲 15 車両 0 後方 0
    ブルネイ占領
  • 第1次クチン攻略戦
    日本軍参加兵力 兵員 81 火砲 30 車両 0 後方 150
    日本軍損害 兵員 4 火砲 2 車両 0 後方 6
    連合軍参加兵力 兵員 9 火砲 10 車両 0 後方 0
    連合軍損害 兵員 9 火砲 10 車両 0 後方 0
    クチン占領

ブルネイは原油、クチンはボーキサイトを産出する拠点です。

1941年6月第8ターン その4
  • 第1次ミイトキーナ爆撃戦
    日本軍攻撃隊 戦闘機 24機 爆撃機 171機
    撃墜 戦闘機 1機 爆撃機 1機
    連合迎撃総数 戦闘機 15機
    撃墜 戦闘機 5機
    戦果:陣地300低下 兵員5
  • 第1次ミイトキーナ攻略戦
    日本軍参加兵力 兵員1458 火砲1025 車両 0 後方 5303
    日本軍損害 兵員 29 火砲 34 車両 0 後方 96
    連合軍参加兵力 兵員 109 火砲 36 車両 0 後方 20
    連合軍損害 兵員 0 火砲 12 車両 0 後方 0
    ミイトキーナ占領(第1軍)

中国・雲南省の大理からも、日本軍が英領ビルマになだれ込みました。

1941年6月第8ターン その5
  • 第1次レド爆撃戦
    日本軍攻撃隊 戦闘機 38機 爆撃機 142機
    撃墜 戦闘機 0機 爆撃機 1機
    戦果:兵員26 火砲10 後方6
  • 第1次バーモ爆撃戦
    日本軍攻撃隊 戦闘機 38機 爆撃機 142機
    撃墜 戦闘機 0機 爆撃機 1機
    戦果:兵員27 火砲8 後方5
  • 第1次シンガポール爆撃戦
    日本軍攻撃隊 戦闘機 38機 爆撃機 96機
    撃墜 戦闘機 7機 爆撃機 25機
    連合迎撃総数 戦闘機 28機 爆撃機 8機
    撃墜 戦闘機 7機 爆撃機 2機
    戦果:兵員1 飛行場85低下 戦闘機2 爆撃機17

コタバル攻略支援艦隊の『赤城』『天城』の両空母から飛び立った『零戦21型』『97式艦上攻撃機』『99式艦上爆撃機』計134機からなる攻撃隊が、シンガポールを爆撃。

ドイツが交戦国で、かつ英米のいずれかが日本と交戦中という条件を満たしたので、ドイツに潜水艦を派遣できるようになりました。
ドイツに到着した潜水艦の隻数に応じて、ドイツからUボートが来日するわけですが、これが実に美味しいプレゼント付き。以前にも列挙しましたが、どのくらい美味しいかというと……

  • 技術支援により科学兵器開発の進捗が6倍になります。
  • 技術支援により人造石油の生産効率がアップします。
  • 技術支援により一部の発動機の開発が大幅に進捗したり、生産工数が変化します。
  • Uボートの到着により開発/生産可能になる兵器があります。
  • 特殊な科学兵器の設計図や重要人物を運んで来ます。
潜水艦隊をドイツに派遣
(C)GENERAL SUPPORT
1941年6月第9ターン その1
  • 摩耶山丸型大型輸送艦「金城山丸」横須賀にて竣工
  • 第1次モールメン攻略戦
    日本軍参加兵力 兵員1472 火砲1450 車両 169 後方 2740
    日本軍損害 兵員 155 火砲 129 車両 18 後方 126
    連合軍参加兵力 兵員 357 火砲 304 車両 44 後方 0
    連合軍損害 兵員 357 火砲 304 車両 44 後方 0
    モールメン占領(第3軍)
ビルマ(現ミャンマー)方面へ
(C)GENERAL SUPPORT

英軍は〈死守〉で頑強に抵抗しましたが、兵員と火砲の数で圧倒。
モールメンって本ゲームでは交通の要衝的な扱いになっていますが、実際はそうでもないみたい。ただ現在では、ミャンマー第3の規模の港湾都市だそうです。

1941年6月第9ターン その2
  • 第1次香港爆撃戦
    日本軍攻撃隊 爆撃機 190機
    撃墜 爆撃機 2機
    戦果:陣地325低下 兵員2 後方1
  • 第2次香港爆撃戦
    日本軍攻撃隊 爆撃機 190機
    撃墜 爆撃機 3機
    戦果:陣地275低下 兵員1 後方3
  • 第1次香港攻略戦
    日本軍参加兵力 兵員1215 火砲 540 車両 0 後方 3710
    日本軍損害 兵員 40 火砲 15 車両 0 後方 28
    連合軍参加兵力 兵員 288 火砲 158 車両 16 後方 0
    連合軍損害 兵員 288 火砲 158 車両 16 後方 0
    香港占領(第4軍)
  • 第1次シンガポール艦砲射撃戦(艦隊)
    戦果:陣地100低下 後方1 飛行場49低下 戦闘機9 爆撃機3

12月14日、九龍半島からの香港上陸作戦が始まった。砲撃に続いて、18日からちょうど啓徳飛行場の正面にあたる海岸三カ所に上陸した。イギリス軍の抵抗は、上陸地点の北角、ビクトリア市街、ニコルソン山中腹、金馬倫山、赤柱半島要塞などで激しく反撃した。
(中略)
このような激戦を各地でくりかえしたが、日本軍が最後の総攻撃を準備中の12月25日、イギリス軍は降伏した。日本軍が貯水池(ニコルソン山東側の黄泥浦)を占領し、供給をおさえたので水不足が目立っていた。香港市民がぞくぞくと九龍半島へ移動を始めていたのである。

『太平洋戦争・主要戦闘事典』より

それにしても、シンガポールへの艦砲射撃。『長門』『陸奥』合わせて40cm砲16門の斉射なのに、あまり威力ないな。こんなに効果薄かったっけ……と思ってよく見てみたら、天候が雨だった。
艦砲射撃の基本命中率は60%なんですが、天候が雨・雪・霧・強風の場合は60%×0.6=36%に悪化してしまうのです。照準に狂いが生じるんでしょうね。

【合本版】真・大東亜戦争
アドレナライズ
あまりにも荒唐無稽な仮説・設定・描写に一気に興醒めして序盤で挫折する架空戦記が多い中、全18巻を一気呵成に読破できた稀有なる大作。シリアスかつデリケートなテーマを扱いながらもウィットに富む文体。十二分にリアリティを保ちながら、驚天動地の軍事作戦や謀略が展開され、英知を結集した新兵器が敵軍を蹴散らす……傑作です。

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