『太平洋戦記3最終決戦/大和計画』で復活

太平洋戦記

『大東亜興亡史3』ですが、3つめのステージ「第二次ノモンハン事件」で早くも挫折。どうにものめり込めませんでした。やり込むにつれて残念な箇所が目についてきて……。

ゲームシステム上仕方ないとは思いますが、一番の問題は全体的にリアリティに欠ける点か。ステージからステージへの遷移の必然性がいまいちよくわからんし、兵器の調達がわずか2日で可能なのも納得がいかん。それと搭乗員システムもせっかくなんだけどよろしくない。牟田口→由田口とか辻→氏と名前を変えてまで登場させる必要あるか?

まあ、そういったようなことで気力が萎えるにつれて『太平洋戦記3』の重厚さと緻密さが懐かしく思い出され、どうせやるなら……超・本格的な戦略シミュレーションゲームがいいよな。

パワーアップキット『大和計画』を導入してプレイの途中(1940年3月末時点)で長らく中断しているデータがあったので、その続きに挑むことにしました。

基本戦略

過去のプレイレポート等を参考に、以下のような基本戦略を立案。

  1. 対ソ侵攻
    バルバロッサ作戦に呼応し、電撃的にネルチンスクまで攻略した後、速やかに講和。
  2. 中国大陸打通
    誘引迎撃作戦で中原地区の中国軍を大量に減損させた後、在満兵力を総動員して北から南に大陸打通。
  3. 仏印進駐
    交渉で進駐を成就させた後、大陸打通に引き続いてインドシナ半島を縦貫。
  4. 対英・蘭戦
    対英・蘭宣戦直後にタイと同盟を締結し、ビルマ~インドに侵攻。一方、マレー半島を南下してシンガポールを拠点に蘭印攻略。
  5. 対米戦
    南方資源確保の後、主力軍(対英講和後は全軍)を東に向け、満を持しての対米戦に挑む。

1940年3月末に満州のチチハル郊外で油田を発見できたし、王道というか、必勝の攻略法でしょう。

(C)GENERAL SUPPORT

ポイントは対米開戦をどこまで遅らせることができるか。
過去の検証では、米国の対日参戦は最遅で1942年2月第3ターン。史実より2ヶ月遅いだけですね。逆に考えれば、蘭印攻略までをいかにスピーディに終えることができるか、が鍵になりましょう。

主力艦の建造

主力艦の中の主力艦として、以下の艦艇の建造は進めます。ロマンを追求します。

大和型戦艦:『大和』『武蔵』『信濃』『紀伊』
大鳳改型航空母艦:『大鳳』『祐鳳』『海鳳』『白鳳』

『大和』の工事進捗状況(呉工廠)

残工数27398÷新造工事規模133=残り工期206ターン=20ヶ月と6ターン
したがって1941年12月第7ターン完成予定(ほぼ史実どおり)

『大鳳 』の工事進捗状況(呉工廠)

残工数24380÷新造工事規模92=残り工期265ターン=26ヶ月と5ターン
したがって1942年6月第6ターン完成予定(2年近く早い)

他の戦艦・航空母艦・巡洋艦は軒並み対空型に改装。改装工事は、実戦を経て損傷を受けて、その修理の際に…という考え方もあるが、開戦前の時間がある時に行って、万全の状態で戦場に出した方がいい。
駆逐艦は、輸送船団の護衛という重要任務をふまえて、基本的には対潜型に改装。
工作船は8隻ほしい。損傷艦を内地に戻さなくてもいいように。燃料(重油)と時間がもったいない。

このゲームの要諦は“戦闘・戦術”に非ず。輸送艦船とその護衛艦を軽視するのは禁物です。
いかに戦時の総動員体制(この言葉、好きじゃないな)を切り盛りしていくかという“戦略”にゲームの醍醐味があるわけなので、ある意味、シンガポールからプサンまでの“南東亜大陸縦貫鉄道”の建設が成就すれば、この戦いには勝ったも同然なのです。

航空機と発動機

航空兵力における目下の最重要課題は零戦52型丙の実用化なのですが、機体はともかく発動機の開発に時間がかかりそうなのです。

零戦52型丙 機体の開発進捗状況

残り50ポイント=25ターン=2ヶ月と5ターン
したがって1940年6月第6ターンで完成

発動機の開発進捗状況

ハ34-01型:204/340で実用化…残り93ポイント=31ターン
栄2型:残り240ポイント=80ターン
計111ターン=11ヶ月と1ターン
したがって1941年3月第2ターンで栄2型完成予定

1941年6月に発動される(であろう)対ソ侵攻までには実戦配備可能ですね。

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